ENVIRONMENT エンバイロメント（環境）について

府中わかば幼稚園自慢の園庭は、全園児がみんな一斉に遊べる広さ。ボール遊びや鬼ごっこ、大繩跳びに砂場遊び、虫探しに夢中になる子どももいます。仲間づくりも、チャレンジも、ゆずり合いも、ケガしない身のこなしも。外遊びを通じて、たくましく生きる力が自然と身についてゆきます。

500食を調理できる厨房を園内につくり、自家給食しています。栄養士さんが直接、教室まで運んでくれるから、出来たてのおいしいご飯を味わえる。つくってくれた人への感謝の気持ちが芽生える。だから、食欲もわき、ちょっとくらい苦手なものだって食べられちゃう。子どもたち自身が配膳をすることもあります。

子どもたちの心身の健康に大切なのが、太陽の光をいっぱい浴びること。だから、教室はすべて南向きにそろえました。また、まるで体育館のように広いプレイルームもあるから、雨の日でも思う存分、走り回れます。ゆとりのある空間が、子どもたちのおおらかさを育みます。

毎日使う家具も、自然の温もりが感じられる木製にこだわっています。みんなで前を向いて先生のお話を聞けるよう、特注でつくった2人がけの机と椅子、収納ロッカーや図書コーナーの本棚、ベンチ。園の桜の木で手づくりした家具も。ものを大切にする心が育つきっかけになればと考えています。

近隣を流れる多摩川の増水を想定した屋上への避難訓練をはじめ、さまざまな防犯防災訓練に、園児たちはいつも真剣に取り組んでいます。ご家庭でも、子どもたちから防犯防災について話題にすることが多いと保護者みなさまから伺うほど。防犯防災対策を通じて、園児たちの安全意識を育んでいます。

園庭にそびえる大型木製遊具「わかばあすれちっく」は、まさに幼稚園のシンボル。「にんじゃのぼり」「ひみつのおへや」「くものす」などなど、各パーツの名前は設置当時、年長組のみんなで名づけました。靴も靴下も脱いで裸足で遊びます。さあ、今日も思いっきり遊んじゃおう！

自然観察園には、さつまいも畑やその周りにたくさんの種類のみかんの木があります。収穫の時期が来たら、みんなでおいも掘りをしたり、みかんを直接もいで食べてみたり。ご家庭にも持ち帰ります。自分たちで採ったものは、やっぱり格別！親子で自然の恵みを満喫しています。

漢字や時計、英語に体育。運動会、作品展、発表会。府中わかば幼稚園には多彩なカリキュラムやイベントがあります。ただ、その目的は知識を詰めこむことではありません。伸ばしたいのは、何にでも興味を持ち取り組む好奇心や、できないこともできるまで頑張る粘り強さ。育てたいのは、心の豊かさです。

子どもの想像力と創造力を育む運動会や作品展、発表会などの年間行事は、すべて自園内で行っています。過ごし慣れた広い園庭とプレイルームが、培った力を発表するのに相応しいと考えるからです。行事で大切なのは、本番の出来栄えよりもプロセス。友だちや先生との日頃からのかかわり合いを発表する場であり、みんなで力を合わせる素晴らしさを学ぶ場なのです。

豊かな自然を感じられる庭園を、屋上につくりました。花や植栽を眺めながら、天然芝のじゅうたんでゴロゴロ。思いきり水と戯れられる大きなプール。屋上柵は足元までスケルトンで、なんだかふわふわ空に浮いている気分になります。大きな空と緑が、子どもたちの心をのびのび開放し、優しく包み込んでくれます。

毎年、子どもたちの入園を祝うように咲く園庭の桜。それを追うように咲き乱れる、遊歩道のハナミズキの様子も本当に美しく感じられます。夏になるとハツラツと生い茂る緑も、寒さが近づくにつれ、鮮やかな黄に色づく園庭の大きな銀杏も、子どもたちに四季の素晴らしさと自然の大切さを教えてくれます。自然を通じて生きる力を学び、自然が人を育てることを実感できる環境が、ここにあります。

「わかばのバスだ！」と、一目でわかるオリジナルデザイン。鮮やかなカラーリングが楽しさと快適さとともに、子どもたちを乗せて走ります。バスは２台、３コースずつ計６コースを運行。バスコースで一緒になる園児同士は、クラスや学年を飛び越えた友だち関係を育んでいます。幼稚園バスでは珍しい園児用シートベルトも完備。6年に１度かならず新車に替え、12月から３月は冬タイヤに履き替えるなど、安全対策も怠りません。

蔵書数1,000冊以上の図書コーナーがあります。選書のテーマはズバリ「先生が好きな本」。子どもに読んであげたい・読んでもらいたい・きっと喜んでくれるはずという本を、こだわって選びぬいています。本はジャンルや適応年齢別にシールで色分けして収納。常に整理整頓して、いつでも自由に子どもたちが本を楽しみ、夢を広げる場を提供しています。